(再開後)東京宝塚花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』

2月1日(火)18:30公演 S席(1階上手、友の会抽選)

2月3日(木)13:30公演 S席(1階下手、チケトレ)

2月4日(金)15:30公演 S席(1階下手、チケトレ)

東京宝塚劇場

f:id:tenmakaraizumi:20220205134033j:plain

再開できて本当に本当に本当によかった。どんだけ行くねんと自分でも内心ツッコミながら、でもこれだけ行ってもまだまだ観たいと思わせる素晴らしい公演だった(芝居、レビュー共に)。

1月の時も思ったけど、キラを演じるまどかちゃんのお芝居が特に変化が大きくて(宝塚グラフ調文体)。大劇場の時は正直、ウフフと笑いすぎかなーと思わんでもなかったんだけど、その笑いが消えていて自分の中の違和感も無くなった。あと、初めてクロノスケと外で花火を見る場面でも大劇場でははしゃぎぶりが少し芝居がかりすぎかなーと思ってたんだけど、再開後はそれが全くなくて本当に自然な感じですごくよかった。柚香光の自然なお芝居との釣り合いがとれてきたというか。柚香光は歌が格段によくなってた!歌の最後の言葉の処理がすごく良くなったし、低音の揺らぎもほとんど無くなったんじゃないかな。ひまわりの英語の歌も発音が随分滑らかになってた(これは聖乃あすかも)。この短期間で本当にすごいな〜。グダグダ言ってないで私も仕事頑張らなきゃ。

それにしても柚香光の素敵さよ。キラへの愛しさが溢れんばかりで、観客はそんなクロノスケにときめく。愛情の表現の仕方が本当に自然なんだよなー。宝塚的な大仰なお芝居とは違うのに、私が出戻ってしまったように何故か昔の宝塚の良さも感じさせてくれる。

賭場でヒモ状態で登場する場面でも、ソファでキラにがっつりもたれかかりながら本を読むクロノスケの彼氏感がすごい。コウズケノスケが吠えてるのそっちのけでオペラグラスでガン見。はいからさんの少尉もそうだったけど、相手役さんへの距離感に萌える。その後の「ほら言わんこっちゃない」とか「こら煽るな」とかの言い方もいいわ〜。

最近、キムスヒョンの「星から来たあなた」が日本でリメイクされるのでスヒョンファン的には絶対無理〜って感じだけど、これを日本でリメイクできるのはもしかして柚香光なのでは、と思ってしまった。韓国ドラマのファンタジーと宝塚って相性良さそう。実際、クロノスケがキラの涙を拭ったり、前髪触ったりするの韓国のロマコメでよくあるし。

今後も花組さんには特に大劇場公演では変に小難しいお芝居よりは宝塚らしい演目でお願いしたいわ〜。まどかちゃんとは常に恋人であってこそ宝塚の柚香光はより輝くと思う(悲劇でもいいけど)。柚香光のストレートプレイは卒業後見れると信じてるし。