柚香光 スペシャルコンサート 『BE SHINING!!』 -華麗なる時-

11月29日(水)11:30公演 1階センター(ファンクラブ)
12月1日(金)13:00公演 1席上手(ファンクラブ)

もー、なんなの!すべてが良すぎた!!
柚香光ファンの夢かなえたろうかスペシャルだった。
藤井大介先生ありがとうございます。なんか巻き添えくらった記事が出たりして大変だとは思いますがお身体大切になさってください。
まぁそれにしても柚香光の可能性は無限大。観るたびにK点超えしてファンを驚かせ魅了させてくれる。

・ポップアップでの登場はのっけからボルテージ上がる。
・R.Y.氏の振り付けはフィーの世界観をあますところなく表現する振り付けで素晴らしい。これが初とは思えないレベル。そういえばなつめさんも退団公演で振り付けされておられたなー。
・お芝居の曲メドレーで曲ごとに瞬時に目と姿勢が変わるのが凄すぎる。ゾクゾクする。
READY STEADY GOはもちろんカッコいいんだけど、スタンドマイクが倒れないように気を遣っているのが少しもったいないので、起き上がり小法師のように横にしても立ち上がるスタンドマイクにしたらいいのにと思った。そういうマイク見たことある気がするんだけど。
エリザベートは圧巻。痺れる。最大限の賛辞を贈りたい。まず歌がさらに上手くなっていてびっくりした。そしてたった2曲なのにお芝居を観たかのような満足感(もちろんもっともっと聴きたいけど)。29日に観た時はトートが歌いながら笑っていたように思うんだけど幻だったのかな。最高にゾクゾクした。でも1日とライブ配信では笑ってなかったな。このトートに私も最期は連れていってほしい。柚香トートの場を支配する帝王感が本当に素晴らしかった。まどかエリザの顎クイした後の冷たい目に引き込まれる。トートが最後階段登って行く時の右腕の動きが好き。死に惹かれるという倒錯感を歌だけでこんなに味わえるとは(賛辞が止まらない)。
・そんなトートを観た後であんなクラシックで少しお茶目なノクターンを観ると本当に感情が忙しい。舞台で輝く才能は天性のものだろうけど、それを弛まぬ努力と長年の研鑽のもと、高い技術と表現力とともに踊ってくれるので観客は夢見心地。柚香光のバーレッスンを観てみたいなー。退団の時に追っかけ?Blu-ray出ると思うんだけどそこに入れてくれないかな。
・アイドルリストでペンライト振れたのが嬉しかった。

・第2幕のひたすらサインを欲しがるフィー(変)は可愛かったなー。おしりフリフリしたり、目線もらったって喜んだり。まどかマドンナのエキサイターも良かった。
・そしてそしてチェンジボックスに入った後の柚香光の言葉では言い表せないかっこよさよ。ほんまいったいなんなん。今回のコンサートのビジュアルが本当に好き。今となっては退団後の新たな可能性を見てみたいという思いが強いけど、こういうバリバリギラギラな男役姿を観るとやっぱり宝塚でしか味わえないものがあるなーと退団を寂しく思ったりもする。
・CONGA!!の歌い出しの「ハァー」もめちゃくちゃかっこいい。
・そしてENCHANTEMENTの優雅な感じから一瞬でビーストになる目がすごい。何度も言うけど痺れる。誰よりも腰の低いダンスも大好き。そして今回過去の曲を今の歌うまで、もう一度聴けるのが嬉しい。
・こんなにファンにとって最高が続いてきて、極めつけに「プレイバック Part2」がくると息の根を止められる。いやーすごかった。「僕にとってれいちゃんは山口百恵」という藤井先生の気持ちよくわかります。Blu-ray出たらトートとこの場面、むっちゃリピートするわ。色気と人としてのかっこよさが山口百恵と通づるものがあると思う。
・MCコーナーやアンコールでジェンヌさんがわちゃわちゃ楽しくしてるのを観るのは本当にいいもんだ。メンバー紹介で毎日それぞれ対応する柚香光の瞬発力もすごい。1日はまどかちゃんをお姫様だっこしてグルグルまわってたなー。いいなー(という年不相応な感想)。

まだまだ書き足りないけど本当に120点満点のコンサートだった!

 

宝塚は今大変な困難に直面していてファンとしては心を痛めて心配して見守ることしかできないけど、劇団や親会社は変えなければいけないところにきちんと向き合ってほしい。会見とか見てると関西の会社の駄目な部分が色々目について「だからあかんねん!」と言いたくなる。言わんでもわかりまっしゃろ、というなーなーの馴れ合いの感じが本当に駄目。ちゃんとしようよ、ちゃんと。そうじゃないとオールドなファンの青春の思い出まで悲しみを伴ってしまうではないか。
こないだのイベントで鳳蘭が今の宝塚について愛が足りないんじゃないかと心配してたけど、劇団幹部側の愛のない対応が漏れ伝わっていたのかもしれないな。創業者一族として松岡家から誰かきてもらえないものなのか。
パワハラについては私も指導する側なので世代間のギャップにとまどったり、伝える難しさもよくわかるし何が正解かわからないけど、あれだけの舞台を届けるには本当に厳しい訓練と指導が必要なんだろうということは想像できる。稽古の時間だってそりゃ普通のサラリーマン的な考え方を当てはめちゃ駄目でしょと多少擁護もしたくなるけど、その中でパワハラといじめを回避する対策を立てなきゃいけないんだろな。トップスターに任せるばかりじゃなくて。
全てのタカラジェンヌが健やかにタカラジェンヌ人生を全うできることを願ってやみません。