宝塚花組公演『元禄バロックロック』『The Fascination(ザ ファシネイション)!』

11月25日(木)11:00公演、15:30公演(ぴあ貸切)

11月26日(金)13:00公演

宝塚大劇場

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もうすっかり柚香光の虜。みれば見るほど素晴らしい。

ということで2日に渡り3回観てきた。

お芝居、レビューともにこれぞ宝塚!で大満足。なんだろ、柚香光の演技って男役の違和感が全くないのが素晴らしい。男役である前にその役の芯を掴んでいるっていう感じ。『元禄バロックロック』のクロノスケも柚香光だからこそ出来る役。谷貴矢先生の当てがき素晴らしい。座付き作家のいる宝塚ならでは。トップスターになってからのファンだけど、ギリギリ間に合ってよかったわー。正直、柚香光しか目に入ってなくて全体を俯瞰で見る余裕がまだない。東京公演ではもう少し冷静になれるかな!?でもセットも衣装も照明(映像込み)も素晴らしかったし、他の演者さんとのアンサンブルもよかった。時計の仕組みとか細かいところはあえて突っ込まないのが宝塚を楽しむ秘訣。

レビューも盛り沢山で宝塚的多幸感を存分に味わえる。まぁなつめさんの時を観ているので「ピアノファンタジー」の最初の場面はどうしても比べたくなってしまうけど、それはそれ、これはこれ。強いて言えば音くり寿の歌声をもっと聴きたかったかな。特に「ラ・ラ・フローラ」は音くり寿のソロで聴きたっかたわ。柚香光の場面はどれも超素敵。黒燕尾の群舞も見惚れる。あー毎日観たい!!

柚香光は公演前のアナウンスも素晴らしいと思う。スカステで柚香光の過去作観てて思うけど、内容に合わせた感じで素敵。今回のバロクロは若干巻き舌な感じがクロノスケって感じでいいわー。これまたスカステで他のスターさんの過去作観てると意外と女声だったりするので、いやいややっぱりここからバッチリ男役でいてください、と思った。

東京公演もチケット買えるだけ買うぞー。

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ウルバンスキの東響とかルイージN響も感想書こうと思いつつ、仕事も忙しいし、何より柚香光とキム・スヒョンを追いかけるのに忙しすぎる。

9月8日(水)花組全国ツアー「哀しみのコルドバ」「Cool Beast!!」

2021年9月8日(水)18:00開演 オーバード・ホール

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/cordoba/index.html

ネッシーさんが退団されてからは薄目でなんとなく宝塚のトップスターを見ていたが、先日BSプレミアムで放送された「はいからさんが通る」を見て、「お、柚香光は好みかも」と思い、チケットが残っていた全国ツアーの富山公演を即ゲット。こういうことがあるから劇団はもっと無料で見れる放送を増やすべきだと思う(BSプレミアムも厳密に言うと無料ではないけど)。

「哀しみのコルドバ」峰さを理の時しか見てなくて、当時は中学生だったので大人の恋(と言っても今となれば若者の恋...)をわかっていたとは言い難くもう一回見たかったのもあるけど。とにかく柴田先生の詩と寺田先生の楽曲がいい。でも今回改めて高橋城先生の「男と女」の良さに気付いた。「---人は誰も 超えてはならない壁がある〜」のメロディがグッとくる。

さて肝心の柚香光。ここまで男くさいトップスターの登場は久しぶりなのでは?しかも色気が半端ない。まさにエリオ・サルバドールがそこにいた。すごい当たり役。マタドールの衣装の着こなしも完璧。本当に久しぶりに追いかけたいスターに出会えて幸せ。思えば「ポーの一族」でも見ていてダンスは上手いなーと思った記憶はあるけど、ああいう役だったので魅力に気づかなかったわ。歌がいまいちらしいけど、この公演ではかなり進化がみられたのでは。確かに声の伸びは更なるお稽古が必要なのかも。もともとあんまり声量がないのかな。でもそんなことはどうでもいいと思わされるスター性。これぞ宝塚のトップスター!
最初のほぼ吐息の「Ōre」でまずヤラレた。台詞から歌に移行する流れもすごい自然で驚いた。そしてエバに対するどうしようもない本能的な想いがすごく伝わってくるお芝居。
今回のメークもあると思うけど横顔がターコさんに似てると思った。

ショーの「Cool Beast!!」はオールドファン的には、オープニングは「ジーザス・ディアマンテ」のオープニングの縮小版だったし、他にもいろんな過去のショーの影響受けてるなーと思うところはあったけど、まぁそれはしょうがないか。オマージュ?

ショーでも柚香光の色気爆発。喜多弘先生振り付けのオラオラ系のダンスもぴったりだろうなー。パレードの羽根をマントのように翻す動きを初めてみたけど、超かっこよかった。

とすっかりハマってしまい。U-NEXTでライブビューイングまで見る始末。年末の宝塚公演もチケット取れたら観に行く勢いだわ...。どうか退団まで全ての公演に恵まれますように。

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柚香光以外では、星風まどかはそつない上手い娘役さんという印象。音くり寿はムッチャ歌上手い。マイマイさんのために作られた「ひまわりの歌」をあんなに綺麗に歌えるとは。「でもやっぱり結婚したかったな」の難しいセリフも上手かった。セリフの合間の息継ぎが少し気になったけど。

 

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宿泊はダイワロイネットホテル富山駅前。新しいホテルなので綺麗。トイレとバスルームがセパレートなのもよかった。

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最近読んだ本

不思議なお話。文体の実験?

 

韓国の食文化が知れて楽しかった。

7月2日(金)寺田瀧雄 没後20年メモリアルコンサート

寺田瀧雄 没後20年メモリアルコンサート
All His Dreams "愛"

Bunkamura オーチャードホール

 

寺田先生の名曲は本当にいつ聞いても何回聞いても素晴らしい。なんか泣きそうになるんだよなー。1幕最後のネッシーさん、ウタコさんによる「Dance With Me」は本当に泣いた。ナツメさん...。いまだにナツメさんがこの世にいないことが信じられない。劇団はナツメさんのショーの名場面をリマスターしてDVDで出して欲しい。約30年前とは思えないほど洗練されてるから今でも全然OKだと思う。

千秋楽だったから全部バージョンだったけど、柴田先生バージョンにするんだったー。ネッシーさんの「大いなる落日」より「炎のボレロ」が聞きたかったわ。でも「ジーザス・ディアマンテ」が聞けたからよしとしよう。

それにしてもベルばら初代のスターたちは元気だなー。ちょっとうるさいくらいに(笑)。もう少し後輩に歌わせて...と思ってしまった。

シメさんが出演されていないのが地味に残念。白城あやかは今でも本当にお綺麗。この人の佇まいが大好き。

 

最近読んだ本

昔の台湾の感じが伝わってきてよかった。

6月19日(土)キラめく俊英たち Ⅲ 葵トリオ

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
キラめく俊英たち Ⅲ
葵トリオ

サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

ピアノ三重奏:葵トリオ
 ピアノ:秋元孝介
 ヴァイオリン:小川響子
 チェロ:伊東裕

ベートーヴェンピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 作品1-1
サン゠サーンス:ピアノ三重奏曲第1番 ヘ長調 作品18
ドヴォルジャークピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 作品65

葵トリオは初めてだったけどなかなかよかった。特に「ドヴォルジャークピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 作品65」がよかった。3つの楽器なんだけど、まるで1つの楽器で演奏しているような感じがした。密度が高いというか。

6月11日(金)

最近読んだ本

 

全くハマらなかった。というより荒唐無稽すぎて引いた。

 

ミステリーというより、アメリカ中西部の牧師一家の物語として読めば興味深い。

 

女性が普段感じているいろいろな思いを上手く言語化してくれたという感じ。ほぼ全ての女性が感じていることだから、これだけの反響があったんだろう。

 

文体が好みではなかった。主人公の心境が書かれすぎていて想像する余地がないというか、余韻がないというか。

 

邦題の勝利。ベタな感想だけど南イタリアに美味しいものを食べに行きたくなる。

5月29日(土)海老蔵歌舞伎

何かと話題の海老蔵歌舞伎の初日を観た。問題の多国籍の人たちの会話については、海老蔵の味方をするわけではないが、差別する意図はなかったと思う。でも松竹側がリリースしているように内容が全く練られてないなーとは思ったし、誤解されても仕方がない。

それはさておき、KABUKUの海老蔵の衣装はカッコよかったし、これを着こなせるのは海老蔵くらいしかいないんじゃないか。三味線の音楽もよかった。AppleMusicで配信してほしいくらい。勸玄くんは動きがいちいちキュート。観客含めみんなから愛されてる感が伝わってくる。

一方、実盛物語は海老蔵の演技が残念な感じだった。海老蔵はブログ読んでるとかなり食事制限してるっぽいけど、声量がないんだからもっと食べた方がいいんでは...と素人ながら思ってしまう。勸玄くんも初日ということもあってか、台詞言うのが精一杯。全体的なトーンとして、母親を実盛に殺されたわけなんだからもっと悲しさを表現して欲しかったな。お芝居よりも実生活が見えてきて残念。まぁ南座ではもっと良くなってるんだろうけど。

どうでもいいけどデヴィ夫人キンコン西野が来てた。

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百想芸術大賞 2021

残念ながらスヒョンの受賞はならずだったけど、動くスヒョンを久しぶりに見れて嬉しさ爆発。超かわいくて超かっこいい。ほんまなんなん、この魅力溢れる人物は。

早く新しいドラマが見たいよー。

 

 

サンテオッパのオジョンセssiが助演男優賞を受賞されたのだけど、そのスピーチが愛に溢れる内容で、スヒョンもウルウル。私も泣きそうだった。たぶんソイェジssiへの最近の酷い中傷に配慮したのだと思うけど、ソイェジとは言わずに役名で呼ぶ心遣い。

 

そして今日はスヒョンがインスタで6枚も写真をアップしてくれて、予想外で嬉しい。

 

 
 
 
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この兄弟の写真、ホンマ泣ける。

 

 
 
 
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いったい何を覗いているのか。オジョンセssiを見つけた時とか?可愛いがすぎる。

 

 
 
 
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そしてこれはかっこいいがすぎる。この手の大きさよ。すべてが素晴らしい。

サイコを見る前は、キム・スヒョンって顔があんまり好みじゃないんだよなーなんて思ってたのが信じられないわ。サイコで何、この演技力...ってなって、「太陽を抱く月」で完全に堕ちたんだった。

4月29日(木) 藤田真央ピアノ・リサイタル

長野県上田市のサントミューゼで開催された藤田真央ピアノ・リサイタルへ。

2021年4月29日(木・祝) 14:00開演 サントミューゼ

【プログラム】

モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第3番変ロ長調K.281

モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第2番ヘ長調 K. 280

モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第15番ヘ長調 K. 533

(休憩)

ブラームス:2つのラプソディーOp.79

リヒャルト・シュトラウス:ピアノ・ソナタ ロ短調Op.5

藤田真央ピアノ・リサイタル | サントミューゼ

 

いやー素晴らしかった!!

わざわざ行ってよかった!!

特に後半の2曲が好みだった。しかしながら毎度全曲暗譜されてるのが凄い。

音が本当に綺麗で澄んでいるし、曲を自分のモノにしてる感じがする。

アンコールは↓

おそらく全てご自分でアレンジ?編曲?されておられた。

ショパンショパンじゃない感じがして聴いていてすごく楽しかった。

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会場のサントミューゼは、すごくいい建物。大ホールの1階後方席だったけど音響もGood!

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建築設計は柳澤孝彦+TAK建築研究所梓設計共同企業体都現美も柳澤孝彦+TAK建築研究所なんだ。

 

コンサート前に上田駅前の「とんかつ 力亭」で昼食。

11:00の開店と同時に入ったのだけれど、続々客が。すごく美味しかった!

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せっかく上田まで来たので、別所温泉で1泊しようと思ったけど、ちょっと駅から離れてるので、戸倉温泉の「ホテル圓山荘」に宿泊。戸倉上山田温泉街はThe・昭和な温泉街だった(寂れてるとも言う)。まぁ感染症対策的にはベストだったかも。朝晩とも温泉が貸し切り状態。建物や部屋も古さは否めないけど、許容範囲。比較的新しいと思われる露天風呂がよかった。

でも駅から比較的近いし、湯量は豊富だし、飲食店にも歩いていけるし、ポテンシャル高いと思うんだけどなー。

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4月15日(木)

「ショウコの微笑」読了

今まで読んだ韓国の本はどれも根底に哀しみがあるなぁと感じたけど、これは特にそうだった。最後のおばあさんと孫のお話は読んだ日の寝る前に思い出して涙が出てきた。

 

最近はNetflixの「ヴィンチェンツォ」。ものすごく良く出来たベタなドラマ。韓国特有のファンタジー展開もあるにはあるけど、脚本と演技がいいので受け入れられる。今週の配信はお休みなんだけど早く観たくてウズウズするわー。

ソン・ジュンギのドラマって全然観る気がしなかったけど、今なら「太陽の末裔」も観れるかも。

4月7日(水)

もう4月も7日かー。ほんま早い。

ずーっと観たかった「チェルノブイリ」がU-NEXTで配信開始になったので早速。

もう本当にすごいドラマだった。経営者とか政治家に是非観てほしい。そして嘘をつき続けるといつかしっぺ返しがくるということを肝に命じてほしい。

 

角田光代「笹の舟で海をわたる」読了

特に事件がおこるわけでもなく、平凡な昭和の主婦の一生を書いた作品なんだけど、最後は一気読みしてしまうくらいおもしろかった。ごくごく平凡な主婦の目線で昭和が描かれている。

この文庫本の装丁はちょっと?