全国ツアー花組公演『フィレンツェに燃える』『Fashionable Empire』前半

梅田芸術劇場メインホール
10月15日(土)16:30公演 S席1階上手(Vpass先着)

神奈川県民ホール
10月21日(金)18:30公演 S席1階やや下手(Vpass先着)
10月22日(土)12:00公演 S席1階上手(チケットかながわ)
10月22日(土)16:30公演 A席3階下手(JCB
10月23日(日)15:30公演 S席1階センター(チケットかながわ)

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/firenze/index.html

まだ名取と名古屋も行く予定なんだけど、ひとまず簡単な感想。

・柚香光が渋くてノーブルでかっこいい。
・柚香光演じるアントニオの瞳が哀しい。
・♪パメラ、パメラの歌い出し、優しくて慈愛に満ちていて胸を打つ。
・やっぱりアントニオもパメラに一目惚れしたのでは。
・でもアントニオの立場・性格上、色々理由づけが必要だったんだろう。
・神奈川では歌い終わりがキス一歩手前に変更になったけど、ここはもうキスしてもいいんじゃないかと思う。だって結婚を考えるほど打ち解けたんだし。
・梅田ではここがバックハグだけだったので酒場でアントニオが結婚を宣言するのがちょっと唐突に感じた。
・星風まどか演じるパメラも神奈川で演技を微調整してきてすごいよかった。特に23日(日)は「本当のことですから」の言い方とかウフフの笑い方とか自分的に解釈一致だった。トニオとパメラが哀しくて23日のソワレは観ていて泣いてしまった。
・柴田先生と寺田先生の原点を観た思い。
・なんでこれを全国ツアーに、という意見もあるようだけど、この芝居はスターシステムに囚われていない人が観た方が楽しめるのでは。若手にもいっぱい台詞があるのは柴田先生だなー。それにパーティとか酒場、カーニバルの場面は宝塚を初めて観る人は楽しいと思う。
・柴田先生の台詞や歌詞は本当に詩的で美しい。『巡礼の年』が観念的かつ直接な台詞が多かったので余計にそう思った。もっと比喩を使っていってほしい。
・レオナルドの役はもっとおいしい役のはず。ちょっとただの考え足らずの次男坊にみえたのが残念。もっと影があった方がいいのではと思った。
・アンジェラは今の星空美咲にぴったりでよかった。
オテロはこういう役だから仕方ないかもしれないけど、宝塚的にはそろそろ永久輝せあは恋愛をがっつりする役をやったほうがいいんじゃないかと思った(男として)。『炎のボレロ』のジェラール・クレマンとかハマりそう。柴田先生ばっかりだけど『紫子』の風吹も似合いそうなんだよなー。
・カーニバルでアンジェラがトニオにパメラの方へ行くように仕向けて、トニオがパメラに拒絶された後アンジェラと一緒に立ち去っていくけど、アンジェラ的にここはどういう気持ちなんだろうか。トニオもよくすんなりアンジェラの方に行けるなーと思った。ここの気持ちの解釈を聞いてみたい。
・ショーのmomentの場面で追加された柚香光の踊りが本当によかった。踊りだす前のちょっとした溜めから一気に爆発する感じで観ている方の感情も弾けて毎回うっすら泣いてしまう。
・まどかちゃんとはジャズのセッションのように即興的なニュアンスもあり素敵。
・とにかく柚香光のすべての視線にうっとりする。
・デュエットダンスは幸福の極み。
・聖乃あすかの「小籠包」「崎陽軒食べた?」のアドリブは最高。階段で待機してる柚香光はよく笑わずにいられるわ。
・柚香光の全国ツアーのパレード後の挨拶は全部記録すべきなんでは。これをオンデマンドのプレミアムプランに入れてくれたら間違いなく柚香光のファンはみんな契約するでしょ。
・梅芸の前方上手席、音響が最悪だった。